リフォームをする際には収納もしっかりと計画しておきたいところ。
数ある収納の中でも壁一面を使った壁面収納は
インテリア性にも優れ便利な収納スペースです。
そこで、リフォームで壁面収納を作りつけるメリットと
注意しておきたいポイントについてご紹介します。
壁面収納リフォームのメリット
デザイン性・インテリア性に優れた収納になる
リフォームで壁面収納を設置する最大のメリットは
デザインや素材を自由に決めることができるため
インテリアと統一感の取れた収納が出来上がるという点です。
希望のテイストの家具が見つからない場合はオーダーメイドも可能ですので
インテリアに合った、もしくはインテリアをおしゃれにしてくれる
壁面収納を取り入れることができます。
自由設計なので持ち物に合った収納を作ることができる
既製品の家具は本体の幅や奥行きが平均的に設計されています。
そのため、柱の凹凸がある場所には置けなかったり
無駄な隙間ができてしまったりします。
また、収納したい物によっては奥行きが合わない場合もあるでしょう。
壁面収納は壁の凹凸でデッドスペースになりやすい場所を有効活用したり
奥行きも10㎝から設定できるため、持ち物に合わせた棚づくりをすることが可能です。
造り付けなので地震で倒れる心配がない
造作の収納は壁に造りつけますので倒れてくる心配がありません。
中身が飛び出すことはあっても棚が倒れることがないため
地震のときも安心です。
隙間がなく掃除が簡単
壁面収納は無駄のない設計を行うため
床から天井まで収納にすることができます。
家具と天井、家具と家具の間に隙間がなくなるため、その分掃除が楽になります。
予算に応じてデザインできる
壁面収納リフォームの費用は
デザインと棚の大きさによって大きく異なります。
大工さんがイチから作りつける造作家具から
パネルを組みわせて取り付けるユニット家具まであります。
素材によって費用に幅がありますので
素材と形状を工夫することで低予算に抑えることも可能です。
壁面収納リフォームをする際の注意点
撤去が難しいのでしっかりと計画する
壁面収納は通常の家具とは異なり
一度取り付けると簡単には撤去ができません。
棚の数や収納の高さや幅などは使いやすいか、収納したいものがきちんと収まるか
を事前にしっかりとチェックするようにしましょう。
扉付きの収納にする場合は扉の開閉スペースが確保できているかも重要です。
あらかじめ壁面収納を入れた時の動きのシミュレーションもしておくと安心です。
予算に応じたデザインを選ぶ
壁面収納は作り方やサイズ、素材によって費用に幅があります。
既製品は安い傾向にあり、オーダーメイドでこだわりの素材を選ぶと高くなる傾向があります。
デザインは譲れなくても、似た雰囲気で安価な素材を選ぶことで費用を抑えることも可能です。
予算に応じて素材やデザイン、施工方法を決めていくようにしましょう。
マンションの場合は管理規約の確認を忘れずに
マンションで壁面収納リフォームを計画している場合は
あらかじめマンションの管理規約の確認と、工事前に忘れずに管理組合に届け出を行うようにしましょう。
壁に穴を開けてはいけなかったり
マンションの共有部分にあたる場所は工事ができなかったりします。
マンションの構造がリフォーム工事に支障がないか
事前に確認しておくことも大切です。
壁面収納の種類
造作家具
大工さんが手作りで作りつける壁面収納です。
思い通りの形にできる他
大工さんの経験により便利な収納に仕上げてくれることもあります。
注意点は職人によって選べない材料があったり
できるデザインとできないデザインがあることです。
複雑なデザインや素材にこだわりがある場合は
それを叶えてくれる職人選びが重要となります。
オーダー家具
家具屋さんがオリジナルで作ってくれる家具です。
思い通りの家具が作れる点がメリットです。
デメリットは手作りのため費用が高いこと
出来上がりまでやや時間がかかることです。
ユニット家具・キャビネット家具
組み立て式の家具です。
最近では多数のデザインの家具が登場しており
簡単におしゃれなインテリアを作ることができます。
素人にでも組み立てることができ、価格も安いのがメリットです。
デメリットはサイズ、材質に限りがあること
家具の組立てが難しいという方は時間がかかったり
組立てスタッフに依頼にするにはお金がかかる、などです。
壁面収納リフォームの流れ
壁面収納のイメージを固める
まずはインターネットの画像や雑誌などで
どのような壁面収納にしたいのか、テイストを決めます。
同時にカタログも見て
ユニット家具で実現できそうかもチェックしておきましょう。
既製品の壁面収納ではイメージ通りにすることができないという場合には
オーダー家具または大工さんに依頼して造作家具を作ってもらうことになります。
壁面収納を業者に相談
収納のイメージが固まったらリフォーム業者に相談します。
その時、ユニット家具か造作か、どんなイメージの棚を造るのかによって
依頼する業者も変わってきますので、依頼したい収納が得意な業者を選ぶようにしましょう。
ユニット家具ならDIYでできそうだと感じるかもしれませんが
部屋のサイズにぴったり合った組み合わせやパーツを選ぶのは至難の業です。
施工会社でアドバイスをもらいながら選ぶと失敗が少なくなります。
サンプルや実物を確認しながらデザインを決定する
壁面収納は壁の一面を覆いますので存在感のある収納です。
イメージがだいたい決まったらショールームなどで実物を見て確認しましょう。
画像では良いと思っても、実物を見たら圧迫感が気になった
想像と収納の容量が違うように感じ利用しづらい、など新しく気づくことがあります。
なるべく実物を確認してから決定することをおすすめします。
壁面収納は経験豊富なリフォーム会社に相談すると安心
壁面収納はデザイン性を確保しながらリビングやキッチン
寝室などに収納スペースをつくることができます。
費用はリフォームの内容により幅がありますので
こだわりのデザインにしたい場合は複数の業者を比較して決めると良いでしょう。
壁面収納は施工したら簡単には撤去することができないため
経験豊富なリフォーム会社に依頼するのがおすすめです。