車を購入したことで庭を駐車場にする際に、費用が分からないと不安が先立つものです。
ただ、庭を駐車場にする場合は、
事前にどんな駐車場にするのかを決めておくと舗装方法が決まるため、
費用が算出しやすくなります。
3種類の舗装方法
駐車場の舗装に使う材料には基本的に砂利、コンクリート、アスファルトの3つがあります。
それぞれには特徴があり、費用はもちろん、駐車場の使い勝手や、施工の難易度が異なってきます。
砂利
庭を駐車場にする場合に最も容易な塗装方法が、砂利の使用です。
砂利の場合は、業者に頼んで施工してもらわなくても自分で施工できるという手軽さがあるため、
砂利の好きな人に最適です。
また、砂利は種類が豊富になっており、自宅の雰囲気に合わせて材料を選ぶことができます。
また、砂利は歩くごとに音が出るため、
庭を駐車場にする場合は防犯にも役立つというメリットがあります。
また、何かの時に撤去しやすいという利便性も備えています。
ただ、砂利の音にはうるさいという面もあり、
また足元がぐらつく、手入れが大変などというデメリットもあります。
砂利の舗装費用は業者によって異なりますが、おおよそで約4万円程度から造れます。
コンクリート
コンクリートは一般住宅の駐車場によく使われる素材になっています。
表面が平で固いことから駐車場としての機能に適しており、
汚れても水で洗い流せるのがメリットと言えます。
また、タイヤも傷めません。
ただ、コンクリート舗装は専用の機材が必要になり、
また技術を要するために業者に頼むしかありません。
従って、施工費用が他の施工方法より高くなります。
加えて、コンクリートが乾くまで待たなければならないというデメリットもあります。
費用としては舗装面積にもよりますが、大体20万円程度になっています。
なお、車のタイヤの乗る部分だけをコンクリートにし、
他の部分を砂利にすると費用を抑えられ、見た目もオシャレにできます。
アスファルト
アスファルトは土の庭でもキレイに施工でき、手入れも容易です。
また、独特のザラザラした表面が風合いを感じさせます。
ただし、年月を経るとともに表面が剥がれてきたり、劣化したりします。
費用としてはおおよそで15万円前後です。
芝生とコンクリート
自宅の造りやデザインによっては、
簡易的な造りの駐車場ではイメージの壊れることがあります。
そんな時には芝生とコンクリートを組み合わせる方法があります。
芝生とコンクリートを市松模様のように
組み合わせたスタイリッシュなデザインにすると、シャレたイメージになります。
また、コンクリートだと堅苦しい感覚の駐車場になるため、
タイルを利用するとモダンで温かみのあるデザインに仕上がります。
駐車場の作り
駐車場は地面を施工するだけでできますが、
より駐車場を使いやすくするため、また車を保護するために以下のものがあると有効です。
カーポート
カーポートは車庫とは違い、屋根と柱だけで構成された簡易車庫のようなものです。
雨を凌ぐという最低限の機能を持たせただけのため、
施工が簡単で、大体20万円ほどの安い費用で造れます。
ガレージ
屋根と壁、シャッターで構成され、車を雨や風、ほこりから守れます。
また、防犯性にも優れています。
費用は約100万円程度が相場になっています。
チェーンボール
チェーンボールは数本のポールを駐車場の入り口に立て、
チェーンを渡して入れないようにします。
開放感を保ちながら防犯効果を得ることができ、費用的にも安価で作れます。
まとめ
駐車場の舗装方法には3種類がありますが、
安く済ませたいのであれば砂利がおススメです。
砂利は材料費が安く、自分でも施工できます。
なお、費用はかかりますが、
駐車場としての機能や手入れの容易さではコンクリートやアスファルトの方が優れています。