4種類ある防水工事の耐用年数
建物の屋上やベランダは、雨漏りをしないように防水が施されています。
防水対策していないと、その階下に雨が染みてカビが生えやすい環境をつくってしまいます。
そのような事態を防ぐためにも、屋上やベランダは防水対策をしておかなければなりません。
1.防水工事の耐用年数
防水工事は、シート防水とアスファルト防水、FRP防水、ウレタン防水の4つが主流です。
防水工事は、外壁塗装や屋根塗装と同時におこなうのがおすすめです。
理由は、外壁塗装や屋根塗装を別々におこなうたびに業者を決めたり、
スケジュールを調節しなくて済むからです。
特に日頃から忙しい人は、スケジュールを調節するのがめんどうになるでしょう。
同時におこなえばわざわざそれぞれのスケジュールを組み立てる必要はありません。
防水工事はシート防水とアスファルト防水、FRP防水、ウレタン防水の4つから、
その場の状況や環境に合わせて選ぶのが基本です。
また、防水工事には耐用年数があります。
ただ、耐用年数に関わらず環境により老朽が早まる場合もあることを知っておきましょう。
シート防水の耐用年数が約13年程度、アスファルトが約15年から30年程度、
FRP防水が約10年から13年程度、ウレタン防水が約10年から15年程度です。
2.防水工事の費用
シート防水は、塩ビシートなどを使って施工されます。
隙間ができてしまうおそれもありますが、
他の方法に比べてリーズナブルな施工費用がメリットです。
費用は1平方メートルの広さで約8,000円前後になります。
アスファルト防水はアスファルトが水を弾くという性質をいかした方法で、
施工に手間がかかるのがマイナスですが、耐久性の高さが利点です。
施工費用は1平方メートルで約8,000円程です。
FRP防水は、紫外線に弱いため屋上など日差しを受けやすい場所には向いていませんが、
軽量で耐食性に優れているのがメリットです。
施工費用は1平方メートルで約9,000円くらいです。
3.ウレタン防水工事は密着工法と通気緩衝工法がある
ウレタン防水は、リーズナブルで耐久性に優れているなどトータル的なバランスが取れています。
また、さまざまな形状に対応できるのも利点です。
乾燥するまでに時間を費やす、均一になりにくいなどデメリットもありますが、
柔軟性の高さからマンションや陸屋根、屋上など多くの場所で利用されています。
ウレタン防水には、密着工法と通気緩衝工法の2パターンあります。
密着工法は比較的工期が短くなり、費用も安く抑えられるのが特徴です。
通気緩衝工法は、裏側に溝があり、そこを通り道に水が流れ排出できる仕掛けになっています。
シートに水分を多く含んだ築年数の古い建物に最適です。
施工費用は1平方メートルで約7,000円くらいです。
防水工事は雨漏りをしてからではなく、そうなる前におこなうのが望ましいです。
検討する目安となるのは、やはり老朽具合になります。
色あせやヒビが生えたらリフォームを検討しましょう。
また、本来は雨などが溜まった水が排水口に流れるように斜面がつけられていますが、
建物が老朽するとその視野の角度が小さくなります。
そうなると水がうまく排水口に流れずに防水性に影響することもあるので注意が必要です。
防水シートを長持ちさせるには、定期的なメンテナンスも大切です。
トップコートを塗りかえましょう。
目安としては約5年程がベストです。
屋上やベランダ、バルコニーには防水施工されているのが一般的です。
防水工事はシート防水、アスファルト防水、FRP防水、ウレタン防水の4種類あり、
状況に合わせて施工します。
また防水性を長持ちさせるために、定期的なメンテナンスも大切です。
約5年程度に1度はトップコートを塗りかえましょう。
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