リフォームしたいと思っていても、なかなか手を付けなくてもいいかな、と思ってしまいがちな洗面化粧台。
今回は洗面台の選び方のポイントについてご紹介いたしますので、
ぜひ、リフォームのきっかけにしてみてください。
化粧洗面台選定の4つポイント
1.水栓
まず水栓が「壁付け」なのか「立ち上がり式」なのか?です。
各社、人気が高くなっているのが「壁付け」になっていますが、それぞれのメリットとデメリットがこちらです。
■壁付け水栓(主流になるつつある)
メリット
・清掃性が高く水栓周りに汚れが溜まりにくい
・水が出る位置が手前のため、子どもでも手洗いがしやすい
デメリット
・洗面化粧台にモノを置くスペースが少ない場合が多い
■立ち上がり式水栓
メリット
・洗面化粧台にモノを置くスペースが比較的取りやすい
デメリット
・水栓周りが汚れやすい(水栓の後ろ側が掃除しにくい)
今お使いの洗面がどういった状況になっているかを確認して検討すると良いと思います。
2.鏡
■三面鏡
洗面所周りはモノで煩雑になりがちなため、収納力に優れている三面鏡が人気です。
最近の洗面では、三面鏡の中で収納しながら電気シェーバーや、電動ハブラシを充電できる鏡もあります。
■一面鏡
造作でモザイクや照明を一個一個こだわって洗面化粧台を設置する場合、三面鏡ですと実用的ではありますが、
デザイン性がイマイチなため一面鏡の方が見栄えがします。
一面鏡では鏡一枚を壁にそのまま設置する場合と、収納がある一面鏡の場合とありますので、
収納が一面鏡ですと少なくなるデメリットがあるため、一面鏡では収納性も同時に考える必要があります。
3.照明
照明は洗面化粧台に限らず、設計次第で見栄えが全く変わってきますので、
デザインに拘りたい方は要注意ポイントです。
照明はパターンとして2つのことが想定されます。
・鏡に付随する形での照明
・壁や天井からの照明で補うパターン
鏡に付帯しているパターンで最近人気なのが縦型照明です。
化粧をする際に、上からの光ですと顔に影や光のムラが出てしまいますが、縦型で正面から光が当たれば、
肌色の色合いの確認など化粧もしやすくなります。
4.収納
洗面所全体や実際の生活を考えると、洗面所の収納は意外と重要です。
洗面化粧台は本体に収納を求めると、デザイン性が落ちるため、
できれば別途で可動できる棚や、半畳ぐらいの収納を設置すると良いです。
タオルなどの衣類品、シャンプーなどのストック品が大方洗面所に集まりやすいため、
収納計画はしっかりしておいた方が良いでしょう。
人気のオシャレな化粧洗面台はどんなものがある?
先程の洗面化粧台の選び方については、基本は洗面化粧台メーカーのものを基準に話をしておりましたが、
反対にオリジナル洗面もデザイン重視の方に採用が増えています。
メーカー品の在り来りな洗面所では満足できない!という方におすすめとなっています。
オリジナルとなるため、種類や納まりが非常に多岐に渡っていますが、代表的なものを少しご紹介いたします。
カウンター+ヴェゼルボール
オシャレなカフェや居酒屋に行くと、たまに見かける形です。
木製(または木目シートなど)のカウンターの上に、お椀型の洗面ボールが乗っているようなものです。
オリジナル洗面でこの形は多く、ボールも陶器だけでなくガラスや焼き物など様々な種類がありますので、
インテリアにマッチしたものが幅広く選択できます。
モザイクタイル
鏡の周り、鏡と洗面ボールの間の壁に、洗面の横の壁に…などモザイクタイルを貼るだけでオリジナル感が増します。
色やデザインなどを決めて、好きなデザインをワンポイントで取り入れることができますので、
主に女性の方に人気になっています。
洗面化粧台を入れ替えるだけであれば、1日~2日もあれば交換可能でです。
洗面化粧台のリフォームの際に、床や壁紙を一緒にリフォームすることをできればおすすめします。
水周りのため、カビや腐食が他の部屋に比べて早めに始まる可能性が高いので、
できれば一緒にリニューアルしておきましょう。