前回に引き続き、水回りリフォームの時期やサインについてお伝えいたします!
今回はキッチンについてです!
■キッチン
一般的にはおおよそ15年~20年程度で寿命がやってくるためその間がキッチンリフォームの時期だと言われています。
しかし、人によってキッチンを使う頻度や手入れの仕方が違ってくるため、時期だけでの判断は少々困難でもあります。
・水栓の接続部分や蛇口の付け根からにじみ出てくる水漏れ
・水栓を閉じても吐水口からの水が止まらない
漏れ出した水が根本を伝って下に垂れた場合、パイプ部分の金属を腐食させたり、
キッチンにダメージを与えてしまうこともあります。
マンションで下の階まで水が滴り落ち、損害賠償に発展したケースもあります。
蛇口の水漏れは放置せずにすぐに修繕するか業者への相談を行いましょう。
・排排水口の臭いや詰まり
キッチンはお風呂やトイレの排水口とは違って排水口のひどい臭いを部屋に充満させます。
常に排水口の臭いが家の中に充満すると人間の精神衛生上よくはないですよね。
また、排水口はキッチンの下の収納棚に面しており、湿気やカビが繁殖しやすいので気をつける必要があります。
・排水口からのぬめり、臭い
排水口はU字型になっており、排水口からの臭いを防ぐ排水トラップ、下水に水を流す排水パイプがあります。
食べかすや油汚れ、水垢等がぬめりとなってこの3つを汚し、臭いを放ちます。
また、そういった汚れは雑菌やカビが繁殖しやすい環境なので、こまめに掃除をする必要があります。
・ガスコンロの汚れ具合
通常、ガスコンロの寿命は手入れ次第で変わります。
一般の料理をする機会が多い家庭では、どうしてもガスコンロに油等の調味料や料理をこぼしたりすると思います。
そういったことがガスコンロの寿命を縮めてしまいます。
ガスコンロの寿命はだいたい10年~15年程度と言われていますが、
毎日の手入れがちゃんと行き届いているかどうかで伸びることもあります。
・ガスコンロの火の調子が悪い(火が点きにくい、調整しにくい)
ガスコンロの安全センサーや点火プラグ、バーナー等が料理の吹き出しで濡れたり、
ゴミが詰まって汚れたりしているとガスコンロの調子は悪くなり点火しなくなります。
プラグやバーナーの濡れ、ガスコンロを綺麗にしても調子がずっと悪いままだと、最悪の場合
ガス漏れを起こしてしまうというようなケースも考えられるため、早めに修理か交換が必要となります。
・シンク下の湿気やカビ
シンク下は排水管が通っているため、温度・湿度が豊富でカビにとっては繁殖しやすい良い環境です。
そのためすぐにカビは繁殖してしまい、カビの臭いが発生してしまいます。
・シンクの水漏れ、異常な湿気
シンクの下が水漏れを起こしていたり、異常に湿気を感じた場合は排水関連をチェックする必要があります。
よくある原因は排水管のゴムパッキンの劣化、排水管のネジの緩み、
排水管・ホースからの水漏れ、排水管が詰まって逆流している等があります。
特にゴムパッキンは素材がゴムなので時間とともに劣化していく消耗品です。
劣化したゴムパッキンが役割を果たせずに水漏れを起こしているケースというのがよくある原因の一つです。
・シンク下の臭い(カビ臭・雑菌臭)
シンクには配管があり、下水につながる配管があります。
その接続口に穴が開いていると下水の匂いがすることがあります。下水への配管の隙間がないかチェックしましょう。
また排水管が汚れていたり、詰まったままにしていると悪臭が漂う原因になりますので
排水管は綺麗に保っておく必要があります。
以上の場所を綺麗にしていても臭いが取れない、臭いままという場合には
配管の故障等の可能性がありますので、業者への相談が必要です。
・フローリングの腐敗
フローリングが隆起したり、水気を帯びていると腐敗してしまっている可能性があります。
キッチンの水漏れを放置していたり、配管を詰まらせたままにしていることが原因です。