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マンションでキッチンリフォームをする時の注意点

住まいが快適になるリフォームは、プランニングをするだけでも楽しいものですよね。

住まいのリフォームはたくさんありますが、毎日使うキッチンは多くの人が検討されてます。

ただ、注意したいのはマンションの場合、

構造上の問題から思い描くようにリフォームできないケースが多いということです。

そこで、マンションならではのキッチンリフォームの注意点をいくつかご紹介します。

 

 

マンションでのキッチンリフォームが戸建住宅とは違う点

 

たくさんの世帯が集まって一つの建物に住む集合住宅スタイルのマンションは、

構造上の問題からリフォームが制限されることもあります。

どういったところが制限されるのか、事前に戸建住宅と違う点について知っておきましょう。

 

 

大がかりな位置変更が難しい

 

マンションのキッチンは、次の3点が不満点としてよく上がります。

 

・狭い

・動きづらい

・暗い

 

既存のキッチンが壁に向かって設置されていたり、

キッチンだけが孤立している空間だったりすると、壁を取り払って対面キッチンにしたいと思うものですよね。

リビングと一体化しているだけで、明るくオープンな空間となり快適性がアップします。

ただ、マンションの場合ですと戸建住宅と違って水回りの移動が制限されるケースも多いです。

 

 

キッチンの位置移動が構造上NGなこともある

 

マンションの場合、建物それぞれで構造が違います。

水回りの配管の位置も違うので、位置の移動が可能かどうかは、構造を確認することになります。

そもそもマンションは、狭いスペースを有効活用しているのもの。

配管ひとつとっても限られたところ以外に移動できないことがあります。

水を排水するためには、配管に勾配をつけなければなりません。

仮に移動したときに勾配をつけて排水できるスペースがあれば良いのですが、

スペースが確保できないと既存の場所から移せません。

これは、見ただけでは確認できないので図面を見ながら確認するしかありません。

昭和50年代以前のマンションは構造上の問題でキッチンの大きな位置移動は難しいです。

 

 

制限があるなら位置変更しないリフォームをしよう

 

築年数がかなり経過しているマンションは、水回りの移動ができない可能性が大きいです。

だからと言って「キッチンリフォーム」そのものができないわけではありません。

キッチン自体が変わるだけでも快適性がアップします。

最近のキッチンは、機能も充実して使いやすいです。

見た目の雰囲気もよくなります。

 

 

周囲への配慮は十分に行う


一戸建てと違い、マンションでは床や壁を伝い工事中の音が響きます。

何も知らないまま、突然大きな音が聞こえたら不快に思う方も多いです。

リフォーム工事では、共用部である駐車場やエレベーター、階段、廊下を職人が多く出入りします。

大きな荷物を持った人がいたためにエレベーターに乗れなかったと気分を害する事もあるかもしれません。

そこで、リフォーム時には周囲への配慮が大事です。

リフォームを行う前には、音が聞こえる可能性のある部屋に挨拶に行くといいでしょう。

また、管理組合にもリフォームする旨を相談し、掲示板にお知らせの文書を貼りましょう。

 

 

管理規約を確認

 

キッチンの位置変更、IHの導入、床材の素材などは、事前に管理規約を確認することが大事です。

また、リフォームそのものについても承認してもらえないと工事が進行できないこともあります。

 

まとめ

ひとくちにキッチンリフォームと言ってもマンションならではの注意点はたくさんあります。

事前にある程度は知識として覚えておくといいでしょう。

基本的な知識を持ったとしてもプロではありませんので自分では気付かないこともあるかもしれません。