ウォークインクローゼット設置に適した場所
リフォームでウォークインクローゼットを新設する場合
どこに設置するのかを考えることも重要となります。
どこに作るのが効率的なのか
寝室とウォークインクローゼットを隣接させて設置する
これは、ウォークインクローゼットの設置場所として最も一般的であり、
朝起きたらそのまま着替えることができます。
洗面所と隣接
特に女性には喜ばれることが多い設置場所で、
「外出する前に着替える」ということを考えると
パウダールームへ続く場所も便利です。
ウォークスルークローゼットにしてリビングや夫婦の部屋の間に置く
廊下と、寝室をつなぐような形にしておけば、
夫婦のどちらかが寝ているときでも、寝室に入らずに着替えることができます。
相手に気兼ねなく着替えができるので
特にライフスタイルが異なる夫婦には使いやすいです。
子ども部屋に作る
子どもは持ち物が多く、また、成長するにしたがって
処分しづらい物などが増えていくため、
ウォークインクローゼットがぴったりです。
さらに、こども自身で持ち物を管理できるようになるというメリットもあります。
注意点
ウォークインクローゼットを作る場合、気を付けたいのが「結露」です。
たとえば、結露が発生しやすい北側の部屋などは特に注意が必要です。
結露が起きると、収納してある洋服が濡れてカビや虫が発生する可能性があります。
そのため、壁の断熱工事や換気設備をしっかり確認するようにしてください。
リフォームにかかる費用
業者にリフォーム依頼する場合、どの程度の金額がかかるのでしょうか。
それは、状況によって大きく変わります。
■2の字型のウォークインクローゼットを作る場合
一般的に40万円前後とされています。このとき、工事も数日で完了する場合が多いです。
■寝室に大容量ウォークインクローゼットを併設した場合
一般的に70万円ほどかかります。
■既存の和室を改造してウォークインクローゼットを作った場合
70万円強というのが一般的です。
ただし、この金額はハンガーパイプを2段設置し、
可動式の棚や鏡を追加するなど、大規模に手を加えています。
また、耐力壁も設置したうえでの値段です。
■押し入れや和室を活用して作った場合
一般的に80万円ほどかかります。
これは、畳をフローリングに張り替えたり、補強工事をしたりしての値段です。
このように、どこまでリフォームするのかということによっても、金額は大きく違ってきます。
ウォークインクローゼットとクローゼットの違い
同じ収納空間を表すウォークインクローゼットと
クローゼットですが、2つには違いがあります。
名前の通り、クローゼットの中を歩くことができるか否かの違いです。
目安としてはウォークインクローゼットの場合は
一般的におよそ3畳以上の広さを有した収納スペースをさし
中を人が歩くことができるようになっています。
それに対してクローゼットは、部屋や廊下の一部を
利用して収納場所を作ったものであるため、
人が歩くことは難しく、多くの場合は半畳から1畳くらいの広さとなっています。
このようにウォークインクローゼットとクローゼットには広さに違いがあるため、
収納することができる量も異なってきます。
収納する物と目的に合わせて上手に使い分けると良いでしょう。
ウォークインクローゼットを活用して楽しく快適に
ウォークインクローゼットは、あるととても便利なものです。
また、リフォームのタイプにもいろいろあるため、
自身のライフスタイルに合うものがきっと見つかります。
目的に合わせたウォークインクローゼットのリフォームで、
部屋をすっきりキレイにしスマートな生活を楽しみましょう。