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床材をクッションフロアにリフォームする際のメリットとデメリット

 

クッションフロアは比較的安価でお手入れがしやすい素材です。

 

デザイン性の高さや柔らかさから水回りだけでなく居室でも広く使用されています。
ここでは、クッションフロアのメリット・デメリット、リフォームの際の費用相場等についてご紹介します。

 

クッションフロアとは

クッションフロアは塩化ビニール素材で作られた厚さ1.8mm~3.5mmのシート状の床材です。
建築業界では「CF」と略されています。

 

ビニール素材のため、水に強いという特徴があります。
トイレやキッチン、洗面所、脱衣所など水回りで多く使用されています。

 

デザインもプリントによる加工のためバリエーションが豊富で、木目調、タイル調などさまざまなデザインがあり
ホームセンター等でも簡単に手に入り、ハサミやカッターで簡単にカットできることからDIYでもよく利用されている床材です。

 

最近ではクッションフロアにスポンジ状の防音材を組み合わせた
防音性・衝撃吸収性に優れた機能性のあるタイプも登場しています。

 

また、住宅用以外にも店舗用、土足用のような耐久性や対汚性に優れた製品も数多く作られています。

 

クッションフロアのメリット

耐水性に優れている

クッションフロアは塩化ビニール素材のため、耐水性が高く水を弾く性質があります。
床が水に濡れても拭き取るだけで良いので、トイレやキッチン、洗面所などの水回りでよく使われています。

 

掃除が簡単

クッションフロアは水に強いだけでなく、油にも強いため
油汚れがつついても雑巾でふき取るだけできれいになります。

 

更に、中性洗剤でのお手入れをすることができますので
トイレの床掃除も洗剤を使ってカンタンに掃除することができます。

 

特にトイレでは無垢の床など水に弱い素材にしてしまうと
飛び散り汚れが浸み込んで落ちなくなってしまうことがあります。

 

汚れやすい水回りでは汚れが取り除きやすいクッションフロアがおすすめです。

 

施工が簡単

クッションフロアは薄いシート状の素材です。
カッターやハサミでカットしやすく、両面テープで簡単に設置することができます。

 

自分で気軽にDIYでき、気分によって違う柄のシートを簡単に張り替えることが可能です。

 

デザインが豊富で価格が安い

クッションフロアはフローリングやタイルに比べると価格は安く、気軽に張り替えることができます。
デザインやカラー展開も豊富なため、イメージ通りのお部屋にすることができます。

 

クッションフロアのデメリット

へこみ・傷がつきやすい

クッションフロアの特徴的なデメリットが傷の修復がしにくいことと家具による凹みができることです。
フローリングにはキズの補修材がありますが、クッションフロアの場合は補修方法があまりありません。

 

クッションフロアの傷は破れたような状態になったり、穴が開くことが多いのですが
その破れた部分の断面が白いため非常に目立ちます。

 

補修方法の1つとして破れた部分を切り取って、そこに新しいクッションフロアを切り張りする方法がありますが
交換した部分が目立つため見た目が悪くなってしまいます。

 

劣化が早い

クッションフロアは無垢フローリング、合板フローリングよりも劣化が早い素材です。

 

クッションフロアは専用の接着剤や両面テープで施工しますが、接着剤が劣化すると
クッションフロアが剥がれたり浮いてきたりして、この隙間に水やゴミが入り込むと更に劣化に繋がります。

 

無垢の床のように経年による味を楽しむ素材ではないため、定期的に張り替えを行う必要があります。

 

安っぽく見えることがある

ビニール製のクッションフロアはテカリがあるため、安っぽく見えてしまうことがあります。
木目調の重厚なデザインもありますが、高級感を出すのはやや難しいと言えるでしょう。

 

ただ、最近の製品は見た目が良いものも出てきていますので、サンプルを実際に見て選ぶと
イメージ通りのクッションフロアを見つけられる可能性があります。

 

通気性が悪く湿気がこもりやすい

ビニールで出来ているクッションフロアは通気性に優れていません。
経年劣化によりクッションフロアが浮いてきてその隙間に湿気が入り込むと中がこもってカビが発生するおそれがあります。

 

カビ対策にはクッションフロアを貼る前に下地処理を行っておくとある程度は防ぐことができます。

 

クッションフロアの張り替えリフォームの費用相場

クッションフロアの張り替えリフォームの費用相場は約3,000円〜/㎡程度です。
6畳のお部屋では約3万円程度となります。

 

また、現在の床材の状態などによって費用は変わってきます。
例えば畳の和室からクッションフロアに変更する場合は6畳間で約8万円程度~約11万円程度が相場です。

 

場合によっては床板の補修が必要な場合もありますので、まずは無料見積もりを取ってみることをおすすめします。

 

クッションフロアが向いている場所

水回り

耐水性が高く油汚れも洗剤で簡単に落とせるため、トイレやキッチン、洗面所など日常的に水滴が落ちやすい場所に向いています。
また、安価で張り替えも容易ですので、シンク周りやガスレンジ周りの床など、汚れやすい場所にも適しています。

 

ペットがいるお部屋

汚れが落としやすいため、ペットのいるお部屋にも向いています。
また、クッション性があり柔らかく、滑りにくいため、ペットの足腰にも優しい素材です。

 

子供部屋

クッションフロアは柔らかく、物を落としたときの音や衝撃が軽減しやすいため、小さなお子様がいるお部屋にも適しています。
防汚性にも優れている為、食べ物をこぼしたときもサッと拭いて綺麗にできるので後片付けも楽です。

 

クッションフロアの張り替えリフォームを検討するならまずは無料見積もりを

クッションフロアのメリット・デメリット、張り替えリフォームの費用相場などについてご紹介しました。

 

クッションフロアはDIYでも施工できますが、業者に依頼した方がスピーディーな施工で
継ぎ目もきれいな床に仕上がりますので結果的にお得です。

 

クッションフロアの張り替えを検討する場合はまずは複数の業者から無料見積もりを取るようにしましょう。
複数業者の提案の中から最も信頼のできる1社を選んで施工を依頼すると失敗の少ないリフォームを実現できます。

 

業者選びの際はイメージしているテイストの内装を得意としている業者かホームページで確認してみましょう。