有限会社AIS

ユニットバスへの浴室乾燥機リフォームについて③

前回に引き続き、ユニットバスへの浴室乾燥機リフォームについてご紹介します。

 

浴室暖房乾燥機は換気モードも使って洗濯物を乾かす

浴室暖房乾燥機での洗濯乾燥は便利な反面、消費電力も大きく、1時間当たり約30円前後と電気代も高めとなります。
しかし、換気モードも併用することで、洗濯物の湿気を逃がすことができ、
電気代を抑えながら効率よく洗濯物を乾かす事ができます。
また、換気モードで半分ほど乾かした後、乾燥モードで乾かす事でも電気代を抑えられます。

 

浴室での乾燥は扇風機の利用で電気代削減

浴室では扇風機を利用することでも、電気代を抑えて洗濯物を乾かすことができます。
ポイントは扇風機の位置です。
乾燥機と対角線上に置くことで、乾燥機の風が抜けるため、洗濯物が乾きやすくなるのです。
換気扇が天井にある場合は出口に置くと良いでしょう。
扇風機の高さは低めに調節して首振り運転にし、洗濯物に低い位置から風が当たるようにします。
洗濯物も風が通り抜けられるように干しましょう。
タオルなど厚めのものと肌着などの薄手の物は交互にすると乾きやすいです。
また、ピンチハンガーの外側に丈の長いものを、内側に短いものを干すようにし、
アーチ型を作ると風の通りが良くなります。

 

浴室で除湿器を使う方法も有効

浴室で除湿機を使って洗濯物を干すことも、電気代を抑えて効率よく洗濯物を乾かすには有効となります。
干した洗濯物の真下に除湿機をセットすると、早く乾かせます。
除湿機のコンセントは防水用でないことが多いため、水濡れに気をつけましょう。

 

ユニットバスでの乾燥で臭いのは雑菌やカビが原因

ユニットバスで洗濯物を乾燥すると、洗濯物が臭うことがあります。
原因は下記の通りです。

 

・雑菌が原因

ユニットバス内で、浴室暖房乾燥機や扇風機などを使っての洗濯物乾燥には、時間がかかります。
時間が経つと雑菌が繁殖しやすい環境になり、臭いが生じてしまいます。
この場合は、洗濯物を漂白して雑菌を殺菌するのが有効となります。
また、乾燥時間もなるべく短く済むよう工夫する事が大切です。

・残り湯が原因

前日のお風呂の残り湯を洗濯で使うことも、臭いの原因になることがあります。
残り湯の利用は洗いのみにし、次は水道水を使用しましょう。

・排水溝の臭いが原因

排水溝に髪の毛や石鹸カスなどのゴミが溜まるとヌメリやカビで悪臭の原因となります。
排水溝の臭いが洗濯物にうつることがあるので注意しましょう。

・室内のカビが原因

浴室内にカビが生えていると、浴室暖房乾燥機や扇風機の送風ファンの風で、
カビの胞子が室内に充満してしまうことがあります。
この胞子が湿った衣類に付着し、臭いの原因となることもあるのです。
浴室内にカビが生えていないか確認しましょう。
特に浴室の四隅やタイルとの目地浴槽との境などが発生しがちです。

・フィルターの詰まりが原因

乾燥機のフィルターにゴミが詰まっていても臭いの原因となります。
乾燥効率も悪くなるためこまめに取り除くようにしましょう。

 

浴室床暖房リフォームはユニットバスと一緒の工事がおすすめ

冬場の浴室は寒く、ヒートショックの原因にもなるため、浴室をあらかじめ暖めておくことが大切です。
浴室を暖めるには、浴室暖房以外に、浴室床暖房という方法があります。
浴室床暖房を設置すれば、浴室特有の足元の寒さもなくなり、快適な入浴時間を得られますよ。
在来工法の浴室の場合、床だけを外して後付けで床暖房を設置する事もできます。
一方ユニットバスの場合、床も壁も浴槽も全て一体化しており、床だけ外して施工するとことができないので、
ユニットバスも一緒にリフォームすることをおすすめします。

数回に渡り、ユニットバスへの浴室乾燥機リフォームについてご紹介しました。
浴室暖房乾燥機は、上手に利用すればとても便利なものです。
一度プロに相談し、設置を考えてみてはいかがでしょうか。