花粉や梅雨の季節など、部屋の中で洗濯物を干したいときは意外に多いものですよね。
けれども、部屋干しは場所を取るし、カラッと乾かないなどのデメリットもあります。
そんなときは浴室暖房乾燥機を利用する事をおすすめします。
浴室内に干すので人目につかず、風をつかって乾かすのでカラリと乾きます。
暖房・涼風機能を備えた機種もあり、バスタイムも快適になりますよ。
後付けでリフォームする方法など、ご紹介していきます。
浴室暖房乾燥機は後付けが可能
浴室暖房乾燥機は、浴室に後付けすることが可能です。
ユニットバスはもちろん、タイル貼りの在来工法の浴室にも後付けできます。
現在の浴室に換気扇があるのであれば、その配線を用いて、大規模な工事をせずとも設置できます。
ただし、天井や壁に浴室暖房乾燥機を設置するスペースがない場合は、設置が難しくなるので注意が必要です。
工事は設置のための基本工事のほか、電気配線費用、開口部の調整の工事などが必要となります。
浴室暖房乾燥機は3タイプ
暖房乾燥機は主に下記の3種類があります。
・天井埋め込み型(ビルトイン)
浴室暖房乾燥機を天井に埋め込んでしまうタイプです。
薄型で見た目がすっきりしていることが特徴となります。
天井に埋め込めるスペースが必要です。
・天井付け型
既存の換気扇を外し、代わりに浴室暖房乾燥機を設置するタイプです。
後付けするのに適していますが、
換気扇や照明との位置関係次第で、設置ができない場合もあります。
・壁掛け型
天井ではなく浴室暖房乾燥機を壁につけるタイプです。
天井付け型と同じく設置が簡単で、また補強工事が必要がないためコストが安いこともメリットです。
浴室暖房乾燥機を設置する際のポイント
浴室暖房乾燥機を後付けで設置する際、元々の浴室の状況により、注意すべきポイントが違います。
ユニットバスに後付けで取り付ける場合
浴室暖房乾燥機がないユニットバスに、後付けで取り付ける場合、
まず天井に換気扇や点検口が付いているかを確認しましょう。
換気扇のある場合は、浴室まで電気が来ているため、
大掛かりな工事をせずに浴室暖房乾燥機を設置することができますよ。
設置の際は点検口から作業を行います。
既存のユニットバスの浴室暖房乾燥機を交換する場合
元々のユニットバスに浴室暖房乾燥機があり、その機材を交換する場合は、
同一メーカー・同一サイズの商品を使用しましょう。
サイズやメーカーが同じであれば
交換の際に追加工事を行わず、そのまま設置できることが多いためです。
違うメーカーの製品を使いたい場合、
開口部の調整費用や電気工事費などの追加費用がかかってくるでしょう。
在来工法のタイル張りのお風呂などに後付けする場合
在来工法のタイル張りの浴室に後付けする場合は、
補強工事の必要のない壁掛け型の浴室暖房乾燥機がおすすめです。
天井埋め込み型は天井の補強工事が必要な場合があり、コストアップの要因になります。
ユニットバスに浴室暖房乾燥機を後付けリフォームする際の注意点
ユニットバスに浴室暖房乾燥機を後付けする場合、既存の換気扇との交換がスムーズです。
ただし、換気扇よりも浴室暖房乾燥機の方が大きいため、スペースが足りず設置が不可能なことがあるので、
事前にサイズを確認するなど注意が必要です。
また、設置の前に、元々の換気扇が浴室専用のものなのか、
脱衣所やトイレなど2部屋・3部屋共有のものなのかも確認をしましょう。
それにより、設置する浴室暖房乾燥機の種類も変わってきます。
電気容量が足りないと、使用の際にブレーカーが落ちてしまうことがあるため、
契約している電気容量の確認も重要です。
今回は、浴室乾燥機の種類と設置のポイント、注意点についてご紹介しました。
次回も引き続き、ユニットバスへの浴室乾燥機リフォームについてご紹介します。